近年、住宅火災による死者数は増加傾向にあり、全国で1,022人(平成22年)にのぼります。このうち逃げ遅
れによるものが約6割で、犠牲者のうち約半数が65歳以上の高齢者です。また、時間帯別では、22時から翌朝6時
までの就寝時間に多く発生しています。このような住宅火災による死者を減らすことを目標として、平成16年6月に
消防法が改正され全ての住宅に住宅用火災警報器の設置が義務付けられました。
原則として寝室及び寝室のある階の階段上が設置の対象です。
ホームセンターや電気店で購入できます。価格は機種により様々ですが、一般的に5千円から1万円くらいです。
また、法令に適合した日本消防検定協会のNSマークの付いたものを推奨します。
設置が義務付けられたことで、悪質な訪問販売などに十分注意してください。また、消防職員を装って訪問する業者
がいます。消防職員が住宅等を訪問して住宅用火災警報器を販売することや業者に販売を委託することはありません。
訪問販売では、クーリングオフ制度が認められており(3千円以内の現金取引は除く)契約した日から8日以内であ
れば、書面で契約を解除できます。契約書や領収書などを確実に保管し、消費者生活センターにご相談ください。
北海道立消費生活センター釧路相談所
(釧路市観光国際交流センター2階)
電話番号 (0154)24-3000